時間がない事で子育てがすさんでしまう 時間貧困

シングルマザーの貧困が話題となってましたが、
時間の貧困については、シングルマザーだけじゃなく、
共働きの問題でもあるという記事。
 

toyokeizai.net

 
以前私も子供を預けてフルタイムで働いていました。
その時期を思い出すと今でも泣けてきます。
 
収入は今よりずっとよかったけど、とにかく時間の余裕が無かった。
そして、心の余裕もない。
だから、こどもと向き合うことができない。
 
 
すごくわかる。
 
 
この記事を読んで、以前遭遇した親子のことを思い出しました。
 
学校近くの児童館に子供の迎えに行った時の話です。
 
小1、2年生の男の子が、お母さんが迎えに来た時間が遅いと駄々をこねてました。
「もっと早く迎えに来て欲しかった」と。
小さい子なので、良く見かける光景です。
 
でも、そのお母さんは、男の子に
 
「お母さんだって早く迎えに来たい。
遅く迎えに来たいんじゃない!
働きたくて働いてるんじゃない。
早く迎えにこいって言うなら、働かずにそうする!
もうお母さん働かなくていいのね!?」
 
と大声で怒鳴っていました。
 
えっ、そういう話になる???
 
私も娘も、周りにいたお母さん達も唖然...。
 
 
このお母さん、いっぱいいっぱいなんだろうな。
時間も心も余裕がない。
ゆとりがない。
 
心にゆとりが有れば、こんな言い方はしない。
寂しかったから駄々をこねてる息子に、
「遅くなってごめんね。」の
一言が言えるはず。
 
寂しい思いを受け止めてもらえなかった
男の子はもっと寂しい思いをしたんだろうな。
 その男の子の事を考えると、すごく辛い。
 
つい言っちゃったお母さんの気持ちもわかる。
 
昔のフルタイムで子育てしながら働いてた頃の私は
同じ状況なら、同じようなことを言ってたと思う。
 
働く女性が多くなった事はいいことなんだろうけど、
時間に終われて余裕が無い人が多い気がします。
 
「どうして自分だけこんなに大変なの?」と
思い込んでイライラしている人も多いですよね。
 
1人でかかえこまず、周りに助けを求めたり、
自分自身の時間を確保することで
今より楽になるはず。
 
そしたら、考え方・見方も変わってくる。
 
「時間と心の余裕を持つこと」
とても大事だなと感じた出来事でした。