杉山登志郎先生の本 子ども虐待という第四の発達障害

発達凸凹という言葉を作った
発達障害の臨床医師の杉山登志郎先生の本です。
 
タイトルからして興味深いです。
 

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これと少し関係しますが、
 
知人の保育さんから聞いた話です。
 
 
クラスに明らかに自閉症の子がいるのですが、
親がそれを認めてない。
健診等で指摘されても、うちの子は違うといって
診察を受けに行かない。
 
診察を受けに行かないので
診断名もつかないけども、
重度の自閉症の症状。
 
親からするととても扱いにくい子。
 
親は自分の子どもが言う事を聞かないからと、
子どもに怒ってばかり。
 
そして、
明らかに子どもに対して愛情を感じない言動、行動をする。

うちの子はダメな子、可愛くない という。
暴力をふるうことは無いようですが、
言葉の暴力、そして親の愛情を感じてないこと
で、その子はどう成長するのでしょう?
 
今持っている特性に加え、虐待が加わる事で
さらにこの子の困り具合が酷くなると思う。
 
診断を受け、自分の子の特性を知り、
対処方法を学ぶ事で
その親子の関係は良くなるかもしれない。
 
子どもに対して愛情を持って接する事が
できるのではないでしょうか?
 
 
発達心理学の先生がおっしゃってましたが、
乳幼児健健診で、発達に気になる点がある子は
親に一度検査を受けるように促すそうです。
 
一昔前はほぼ100パーセントの親が
それを聞いて検査を受け入れていたが、
今は、受け入れる親の数が100パーセントで
なくなったそうです。
 
うちの子のことを悪く言うなんて!と怒り出す親も
いて、そういった親は2度と健診につれてこないし
市役所からの訪問、電話といったものも受け付けない。
 
そして、その子は受けられる支援を受ける事無く
成長していくことになる。
 
親もきっと苦しんでいるんでしょう。
すぐに受け入れる事も出来ないと思う。
 
でも、将来一番困るのは子ども本人なんですよね。